
妊娠中はできれば乗らずに越したことはないのだろうけど、妊娠が分かる前にチケットを予約していた、里帰り出産をする、夫婦で記念旅行をしたい…などで飛行機に乗りたいということも、時にはありますよね。
妊娠中はいつまで飛行機に乗っても大丈夫なのか、赤ちゃんに影響はないかどうか、海外へ行ってもいいかどうかも、気になるところ。
そこで妊娠中に飛行機に乗ることについて、時期や安全面などをまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
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目次
妊娠中の飛行機、いつまで乗っていい?
飛行機に乗る予定があれば、まずは主治医に相談して許可をもらいましょう。
妊娠の経過に特に問題がなく、体調も比較的良い妊娠4~7ヶ月の間の安定期のころであれば、スムーズに乗ることができます。
飛行機に乗る場合は、できるだけこの期間に移動するようにしましょうね。妊娠8ヶ月以降になるとお腹も大きくなり、疲れやすくなったりして、やはり身体の負担は大きくなってしまいます。
何があるかわからないので、妊娠8ヶ月に入ったら飛行機の利用は避けましょう。
飛行機に乗ることで、お腹の赤ちゃんに影響はある?
体調がよく、安定期のころであれば、赤ちゃんへの影響は特に心配ありません。
ですが体調が何かと不安定になりがちで流産のリスクも大きい妊娠初期や、むくみ、高血圧、貧血、疲れなどの症状が出やすい妊娠後期は普段は何でもない機内の気圧や酸素濃度の変化が、大きく母体に影響してしまう場合があります。
揺れで気分が悪くなったりしやすいので、妊娠初期と妊娠後期はやはり避けたほうがいいですね。
妊娠中にx線検査は避けたい!
搭乗前の検査でゲートをくぐったりすることがありますが、これはx線ではありません。金属探知のための、磁石のようなシステムを使用したチェックとなります。
手荷物検査にはx線が使われますが、外には漏れない仕組みとなっていて、人に対しては使われないものですので心配いりません。
係員に妊娠中であることを伝えると、身体検査に変更してもらえるなど配慮してもらえることがありますので、念のため伝えておきましょうね。
妊娠中に海外へは行ってOK?
ここでも医師に相談しましょう。何か心配なことがあれば事前に薬を処方しておいてもらえます。渡航先についても、安全面を調べておきましょう。
妊婦さんが行かない方がいい場所もあります。また妊娠中は、通常よりエコノミー症候群にかかりやすいので特に注意が必要です。
搭乗中は、ベルト着用のサインが消えたら、立ち上がって少し歩いたり、足を曲げ伸ばししたりしましょう。水分をこまめにとったり、ゆったりした楽な服装をこころがけたりしましょうね。
また、服装は胸下に切り替えのある、やわらかい素材のワンピースやチュニックを選んで上にカーディガンを羽織るなどすると、エアコンで寒くなっても体温調節がしやすいですよ。
海外の旅行先ではあまりハードな予定は入れず、負担の少ないよう、できるだけゆったりと過ごしましょう。
飛行機に乗る際の持ち物や、気をつけることは?
母子手帳と保険証はマストアイテムです。ほかに、かかりつけの病院の連絡先や何かあったときに連絡してほしい人の連絡先を書いたメモを携帯しましょう。
また、薄手のストールやレッグウォーマーなどを持っていくと、冷えによる体調不良やお腹の張りを防げます。
チケットを予約するときは、配慮やサービスを受けられることがありますので、航空会社に妊娠中であることを伝えましょう。
まとめ
妊娠中に飛行機に乗るときは、事前に医師に相談して許可をもらいましょう。海外など、特に心配なら薬を処方しておいてもらえます。
時期としては、安定期といわれる妊娠4~7ヶ月の間に利用するようにしましょう。体調にも問題なければ、赤ちゃんにも特に影響はありません。
また予約の際に、配慮やサービスを受けられることがあるので、航空会社へ妊娠していることを伝えておきましょう。
搭乗前の検査のときに使われているのはx線ではないので特に心配はいりませんが、身体検査に変更するなど配慮してもらえることがあるので、係員には伝えておきましょうね。
搭乗中は、妊娠時はエコノミー症候群にかかるリスクが通常時より大きいといわれていますから、足を曲げ伸ばししたり水分をこまめにとるなどしましょう。
旅行先に着いたらできるだけゆったりと過ごして、身体の負担を少なくして楽しんでくださいね。
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