妊娠 腹痛

 

 

妊娠すると、女性の体は劇的な変化を遂げ、様々な自覚症状があらわれてきます。その中でも、腹痛は妊娠中によく起こる症状として知られています。
 

腹痛が起きると程度に関わらず不安になる妊婦さんが多いと思いますが、心配ない腹痛から、緊急性を要する腹痛まで様々です。
 

ここで、妊娠中の腹痛についてまとめてみました。
 

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妊娠初期の腹痛は生理前の腹痛に似ている

女性が妊娠すると、子宮のなかで赤ちゃんを育てるために体がめまぐるしく変化していきます。
 

ホルモンバランスが今までと大きく変わり、その変化で体調も変わっていき、つわりなどが出るのです。
 

妊娠初期とは、妊娠4カ月(0~16週まで)の時期のことを指します。妊娠すると腹痛を感じる人は妊婦さんの中の8割程といわれています。
 

チクチクした痛み、下腹部が引っ張られるような痛み、生理前の重たい感じ、などと表現する人が多いようです。これは子宮が大きくなっていくための違和感であると言われています。
 

まったく痛みを感じない人ももちろんいますが、こういった生理前のような腹痛は多くの人が感じているものなのであまり心配はしなくても良いでしょう。
 

チクチクした腹痛で妊娠に気が付く人も

一番初めに妊娠に気が付いた時、チクチクした腹痛があったという人が多いようです。
 

生理痛より下腹部がチクチクと痛み、それでも生理が来なかったので検査をしたら陽性だった人や、下腹部はもちろん恥骨や脚の付け根がチクチク痛み、いつもと違うことで妊娠に気が付いた人もいるようです。
 

注意が必要な妊娠初期の腹痛

妊娠初期は流産が最も起こりやすい時期です。全体の流産の8~9割を妊娠初期流産が占めています。そんな初期流産には、腹痛が起こりやすいのです。
 

ギューっと締め付けられるような腹痛や、我慢できないくらいの強い腹痛、ズキズキと継続する腹痛は注意が必要です。
 

腹痛と一緒に出血やつわりが急に止まった、基礎体温を計測している人は低下した、などの症状が出たらすぐに受診するようにしてください。
 

早期受診することで、赤ちゃんの心拍や姿が確認できれば、妊娠継続できることもあります。
 

妊娠中は便秘や下痢での腹痛も多い

妊娠すると今までとは違った体内の働きにより、ホルモンバランスが変化し便秘や下痢が起こりやすくなります。特に妊娠初期は下痢、妊娠中期後期は便秘に悩まされる人が多いようです。
 

どうしても妊娠中は今までと違い、食生活が偏ったり、運動不足になりがちです。自律神経に乱れが生じやすくなってしまいます。
 

体調のいいときに外の空気を吸ったり、少しお散歩するだけでも、体がスッキリすることがあります。便秘や下痢での腹痛がある人は、自分に合う対策をしてみましょう。
 

妊娠中期の腹痛

妊娠中期は、妊娠5カ月~7ヶ月の時期を指します。安定期と呼ばれるこの時期にも、腹痛を感じることは珍しくありません。
 

子宮が大きくなり、子宮を支えている靭帯が引っ張られるため腹痛を感じることがあります。また、子宮が大きくなることで、胃や腸が圧迫され、胃腸の不調や便秘になりやすくなります。
 

そのような原因の腹痛もありますので、水分を多めにとったり、消化の良い物を摂るようにしたりして対策するようにしましょう。
 

もし、あまりにも我慢できないほどの腹痛があった場合は、受診し主治医の指示を仰ぎましょう。
 

妊娠後期の腹痛

妊娠後期は、妊娠8カ月から臨月の時期を指します。お腹が大きくなってくるにつれて、張りも起こりやすくなり、腹痛を感じやすくなります。
 

赤ちゃんが動いてキックやパンチをすれば腹痛になることもありますし、赤ちゃんが大きくなってなお母さんの内臓などを圧迫することで腹痛になったりもします。
 

しかし、妊娠後期には危険な腹痛もあります。以下のような時には早急に受診しましょう。
 

  • 30分に1~2回、または一日に20回以上の腹痛や張りがある場合(陣痛の可能性)
  • 水のようなものが漏れ出てくる(破水の可能性)
  • 激しい腹痛と出血がある(常位胎盤早期剥離の可能性)
  • 37週未満でいつもと違う腹痛や張りがある(早産の可能性)
  • 大量の出血(胎盤が子宮口にある可能性)

38週以降の陣痛であれば病院の指示に従って行動してもいいですが、それ以外の場合は緊急を要します。特に激しい腹痛、大量出血、破水であれば救急車を呼びましょう。
 

いざという時のために、陣痛タクシーを予約しておくのもいいでしょう。住んでいる自治体に問い合わせたら、予約方法を教えてもらえます。
 

まとめ

妊娠中には腹痛が起こることが多く、心配のない生理的なものがほとんどです。しかし、緊急を要する腹痛も中にはあります。
 

自分の腹痛をよく観察し、心配なら受診するようにしましょう。お腹の赤ちゃんを無事出産するためにも、腹痛は我慢しすぎず主治医の指示を仰ぐのも大切だと思います。
 

普段から腹痛を感じたなど、妊娠中の体の状態を日記などにメモしておくと変化に気が付けて良いかもしれませんね。
 

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